浮世絵の色

英語版しかなかったパンフレットをありがたく読み( ∩՞ټ՞∩) ンフ~~♡

 

調べてみると面白い♡

浮世絵の染料(顔料)は何だろうとか♡

 

最初は黒一色。それから植物性、鉱物性のもので着色して、海外から化学染料が流入してカラフルになっていったそうです( *´ω`* )

 

  

黒は墨。

初期の墨摺絵ですね♡

 

白は蛤の殻(CaCO3)。

 

赤系

紅は紅花 。
朱は水銀。
紅殼(弁柄)Fe2O3。
丹(鉛丹)Pb3O4。

 

紅花から取れる色は黄が99%、赤が1%。とても希少だった。

紅殻はベンガラ。黒く黄色がかった赤。酸化鉄。

鉛丹はえんたん。酸化鉛を加熱して製造。

 

 


黄色系

黄はウコン、海棠の木、雌黄の木。

石黄は雄黄

 

 海棠(ハナカイドウ)はリンゴ科。

 雌黄はオトギリソウ。

雄黄は赤みがかった黄色で硫化黄(硫化砒素)。

 

 


青色系

藍は藍、露草

紫はかけ合わあわせ。

藍は高価でなかなか手に入らなかったみたい

 

 

華やかにするために金、銀、雲母も用いていたり♡江戸時代は奢侈禁止令があって、享保、寛政、天保と...ここにも影響が出たそう。笑

 

 

交易や往き来が盛んになってからは、華やかな洋物の化学染料が流入してきて、浮世絵もガラリと変わって。

ベロリン藍、酸化コバルト。パリ万博から。

ムラコ、ローダミン、アニリン赤とカラフルに。

 

明治の浮世絵は蛍光色に近い色が多くて時代を感じまふね♡まさに文明開化!

 

浮世絵はEDOの自然由来の色素が好きです♡