タイトルが秀逸でめ!シュガーと言ってるみたい。
ナチの迫害から逃れてきたユダヤの人たちがアメリカへ渡り再会する物語。
ミシェル・ウエルベックにもどこか似てるけど
ホロコーストの残虐性、生き延びるためにはらった苦難、同性愛、一夫多妻制、モラハラ男などクレイジーで深い。
史実に沿っていることを書き残したようにも思えていたたまれない気持ちになる。
賛否両論あって特にイディッシュの方からはあまり良く思われていないようで読み間違えると下品な物語になってしまうけれど、少なくともこの本を手にする人はちょっとした興味で読むようなことはなさそう。
普遍的な価値観が欠如してるのが惜しい。